[2019.06.16] 餌台:WEBカメラで実験してみました・・・近すぎてピントが合わず失敗

WEBカメラを使ってみよう、と

むかし、Skype用に買ったwebカメラがあることを思い出しました。何年前のものか、すっかり忘れてしまっていますが、200万画素の、そんなに悪くないやつです(当時としては、ですけどね)。調べてみると、監視カメラのアプリがいくつかありました。使えるかもしれません。

webカメラは確保しましたが、餌台や水場に来る野鳥たちを写すとなると、まだまだ問題があります。

webカメラのケーブルは1m程度しかありません。これに、むかしダイソーで買ったUSB延長ケーブルで継ぎ足しても2mです。PCを屋外に置くのはちょっと嫌だったので、餌台を庭の隅のほうに移動し、サッシから1m程度のところに持ってきました。

PCは、普段メインで使っているものを持ってくるわけにはいかなかったので、むかし流行ったNetbookを持ってきました。これならば、PCをサッシのところギリギリの位置におけるので、なんとか餌台のwebカメラをつなぐことができます。

準備は整いました。期待しながらWindowsの監視カメラソフトを試してみましたが、どうもうまくいきません。ソフトを起動すると、いつの間にか勝手に終了していて、ほしい画像が全く記録されていないのです。どうやら、マシンが貧弱すぎて、まともに動いてくれなかったようです。

ラズパイでもできるわけだな

 ここで、再度、バードリサーチのwebページのお世話になりました。水場の自動撮影にラズベリーパイ(Raspberry Pi、ラズパイ)を使っているとのこと。
http://blog.bird-research.jp/category/4495748-1.html

ロートルPCをLinuxに入れ替えたら意外と良いぞ

ラズパイでできるのなら、私のロートルNetbookでもできるんじゃないかな。ラズパイは、たぶん(Windowsなどではなく)Linuxでしょう。ということで、Linux系の監視カメラソフトを調べてみました。Motionというのがあって、なかなか良さそうです。webカメラにも対応しています(バードリサーチのシステムは、もっと凝った事をしているようですが)。

ええい、こうなったら、ということで、NetbookのOSをWindowsからLinux (Ubuntu, 18.04.1)に入れ替えてしましました。OSをインストールしただけの状態で、guvcviewというアプリを使えば、webカメラの一通りのことができてしまいます。しかも、マシンの能力が貧弱すぎてアプリが落ちる、なんてこともなさそうです。これに気をよくして、motionを導入しました。

ようやく準備が完了

今日、ようやく、準備が整い、試してみることができました。

webカメラは2K画質の画像を取り込むことが可能ですが、USBのスピードが追いつかない様子で、かなり動作が緩慢になります。そこで、1280x720の解像度で我慢することにしました(それでも、かなり緩慢です)。動画は撮らず、動きを検出したあと10枚の静止画を連写する設定にしています。

webカメラは、レンズ(対物レンズ?)を回すことで、パンフォーカスの範囲を調整できるようになっています。餌場に設置するには、至近距離でピントを合わせなければなりません。それにはレンズ調整の可動域外になるのですが、力ずくでレンズを回すことで解決(?)しました(壊した、とも言う)。

餌台は屋根がついた洒落た構造のものなので、このために、webカメラからは、屋根の下の日陰の部分から外を見ることになります。露光方式が不明ですが、どうも、外の(庭の)木々などに合っているようです。餌場に来たスズメは、逆光のために色がなくなっていたり、あるいはホワイトバランスが狂うのか色合いがおかしくなったりしていました。まあ、最初にしては上出来かもしれません。

問題も、もちろんあります。サッシ越しにPCを設置しているので、サッシを完全に閉められません。鍵を掛けられないのです。このため、留守にできません。また、webカメラをむき出して餌場に(しかも至近距離に)括り付けているため、余計な警戒感を抱かせる恐れがあります。また、ケーブルが出ているのも心配です。これにキジバトが乗ったら、おそらく大変なことになります。またwebカメラは雨天など水への対策が全くないので、設置中に雨に降られても困ります。

ということで、WEBカメラは、余裕のあるときに、ボチボチと進めていくことにします。

今回の成果はこんなモノです

善戦した、と言っておきましょう(自画自賛)
 
 
 
 
 


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